相撲のルールや相撲に関する目から鱗の豆知識と雑学☆相撲について詳しくわかる本などご紹介♪

19年ぶりの日本出身の横綱と言われる稀勢の里が引退しましたね

今回は日本の国技『相撲』のルールや雑学をご紹介したいと思います^ ^

日本の国技【相撲】とは?

力技 (ちからわざ) による格闘技の一種で「角力」とも書く。素手,まわし一枚の姿で土俵上に相対した競技者が相手と倒し合い,土俵外に出し合って勝敗を競う。弥生時代 (前 300頃~後 300頃) の稲作に伴う農耕儀礼として発生し,庶民の間に発達した原始的な相撲の形式が,奈良朝の頃天皇家に取り上げられ年中行事として七夕の余興に行なうようになった。平安時代に入ってその年の五穀豊穣を占う国占 (くにうら) の国家行事となり,重要な宮廷儀式の相撲節 (すまいのせち) として発達し,300年あまり続いた。その間技は洗練され,固有の格闘技になった。武家時代になり,相撲は戦場における武術の一つとして鍛練され,技術的に長い伝統をもち,独特の発達をとげ,江戸時代に勧進相撲として職業相撲の隆盛をみた。以来各時代を通じてこの流れは今日にいたり,職業力士を擁する日本相撲協会とアマチュア相撲の日本相撲連盟の二つが本流として,それぞれの規則によって興行し,大会が催されている。その他,各地に神社の奉納相撲がある。近年,日本相撲協会による外国人力士の採用,海外巡業などから海外でも注目を集めている。

相撲のルール

ルールはいたってシンプルで、相手力士に土俵の外に出されるか、足の裏以外が地面に着いてしまったら負けです。ちなみに決まり手は、頻繁に出る技から滅多に出ない技まで含め、全部で82手もあります。最近出たレアな技としては、2013年に横綱日馬富士が豊ノ島を相手に繰り出した『裾取り』という決まり手。これは滅多に見られない技でした!

相撲の豆知識と雑学あれこれ

なぜ塩をまくの?

塩をまくのは、神宿る神聖な土俵の邪気を祓い、安全を祈るため、また力士が擦り傷を負った際、傷口の消毒の意味もあると言われています。そして塩が撒けるのは十両以上の力士と決まっています。

まわしは洗わない?

まわしは基本的に洗わず水拭き&陰干が基本。昔は師匠が亡くなった時だけ洗っていたという説も。一度嗅いだら病みつきになるほどのニオイらしいまわし。衛生面は大丈夫なんでしょうか。。。

現役の相撲力士は車を運転できない

「相撲を取れる健康体を維持することも力士の務め」として、車の運転を厳しく規制するようになったようです。免許の取得や更新はできます。

お給料はもらえるの?

お給料がもらえるのは、十両以上の力士のみで幕下以下の力士は基本無給

全力士の十人に一人という厳しい現実です

勝った力士がもらっているあれは何?

あれは懸賞金で、1本につき6万円が協賛する企業・団体から提供されます。そのうち、取組後の勝った力士に手渡されているのし袋に入っているのは3万円です。意外と安いんですね。しかし横綱や大関など人気の取組には数十本の懸賞金が掛けられています。

相撲の作法

相撲の場合は懸賞金を受け取る時に、片手でちょんちょんと空を切る仕草をしますよね。あれは「手刀(しゅとう、てがたな)」と呼ばれ、日本における儀礼の一つです。人の前を横切る際に「ちょっとごめんなさいね」などと言いながら、片手でチョンチョンとしますよね。あれも手刀による儀礼なんです。

力士さんたちのチョンチョンも、適当に動かしているのではなく、漢字の「心」を書いているんです。

立行司(たてぎょうじ)の腰には

行司の最高位、立行司(たてぎょうじ)の腰には短刀がさしてありますが、これは、差し違えたときには責任をとってこれで腹を切るという覚悟の現われです。

「番付表を書く」や「場内アナウンス」も行司の仕事なので、けっこう忙しそうです。

試合開始はお互いのタイミングで

大相撲の立会い(試合開始)は行司の掛け声が合図ではなく、試合する当人同士のタイミングで決めるようです。「はっけよいのこった!」 が試合開始の合図ではないんですね。

まわしの中には

まわしの中には、願掛けでお守りを入れている力士が結構いるそうです。

化粧回しの価格

幕内力士が土俵入りで披露する化粧回し。前に垂れているものを「前垂れ」といい、綺麗な刺繍が施されています。価格は安いもので100万程度。高いものだと数千万円するものもあるそうです。

ちょんまげの秘密

「すき油」という甘い香りが漂う鬢(びん)付け油が使われるのですが、これが一度洗ってもなかなか取れないようで、洗髪は週に1度か2度。1回に300mlのシャンプーを使うそうです。大変そうですね・・・

また、初めてちょんまげを結えた日には、兄弟子からデコピン(中指でおでこを弾かれる)を受ける儀式「こんぱち」という手荒い儀式が行われます。おでこを指ではじかれた若手力士は「ごっちゃんです」と言って、先輩から祝儀をもらうそうです。

土俵ができるまで

相撲をする際に使用する土俵。粘土の割合が多い特別な土を使って数十名規模の作業員で3日ほどかけて完成される土俵は、昔ながらの伝統的な工程で作られています。

勝負俵の中には土や砂、砂利などが混ぜてあり、棒でつついて軽くならした後、荒縄で縛ります。そしてビール瓶でトントンと叩いて形を整えるんだそうです。

土俵の中には意外なものが

土俵の中央に穴を掘ってお神酒をそそぎ、勝栗、こんぶ、洗米、カヤの実、するめを埋めて、縁起を担ぎます。これらは場所中ずっと埋められています。

相撲ならではの掛け声にはどんな意味があるの?

「はっけよい」は「発気揚々(はっきようよう)」が詰まって出来た言葉とされています。「気合を入れろ」や「全力で行け」などの意味があります。

「残った、残った」はそのままの意味で、まだ土俵に残っている、決着はついていないことを表しています。

土俵の上はなぜ屋根があるの?

もともと相撲は屋外でとっていたのでその名残。四隅の房はそれぞれ意味があって、四方、四季と四神を表しています。

お相撲さんはわき毛が薄い

力士が毎日ムダ毛の処理をしているわけではなく。。。ぶつかり稽古のときの衝撃で擦り切れてしまったり、汗のにおい消しのために頻繁に砂を擦りつけているので、自然と薄くなるんだそうです。

大相撲の6つの段

序ノ口序二段三段目幕下十両幕内(横綱・大関・小結・関脇・平幕)
日本の国技相撲。このような雑学を知ると勝負に魅入るだけでなく、また違った視点で相撲を楽しむことができます♪

九州場所では座布団が乱れ飛ばない

お客さんにとって座布団投げは醍醐味ですが、後で座布団を回収するのは大変なんです。そもそも、土俵の上には神様がいますから、相撲協会としても、やめてほしいという思いがあるようです。

エビスビールは恵比須さんで縁起がいい

力士は“黒”を嫌います。

場所中にマジックでサインするのを嫌がったり、中身が黒いからとアンパンを食べなかったり。ビールでも、キリンビールは好みません。キリンって四本足でしょう。土俵に手足をつくことを連想させちゃうからですよ。アサヒビールは太陽のマークだし、サッポロビールは白星。エビスビールは恵比須さん(七福神)で縁起がいいんです^ ^

力士の弱点

力士は、現役中はずっと髪に鬢付け油がついた状態で過ごしています。床山さんが櫛を通すたびに引っ張るわけで、抜け毛も多くなってしまいます確かに頭の毛が寂しい力士が多いような気が。。。(失礼)

力士の食べっぷり

力士が屋台のラーメンを替え玉10杯、20杯食べるので、昔から福岡の中洲では“雪駄の音がしたら冬が来る”と言われていたそうです!

「力水」は九州産

勝った力士が自分の次に土俵へ上がった力士へ、柄杓ですくって差し出す清めの水を「力水」といいますが、実はこれ九州産なんです^ ^

また、水には清めの意味があり、神聖な土俵に上るため、口をすすいで身を清めます。死力で戦うという覚悟の水盃の意味もあるんですよ。ちなみに力水を付ける人を「水つけ役」と言います。

力士は部屋の移籍が原則できない

大相撲では、プロ野球やJリーグのように、移籍は原則できません。

部屋の吸収・合併や親方の独立のような特殊な事情以外で個人の都合では移籍は認められてないんです。

四股名に込められた意味

出身地や故郷ゆかりの言葉を入れたもの
土佐ノ海=高知県、霧島=鹿児島県、岩木山=青森県など

外国人力士の四股名も面白いです。

把瑠都=エストニア、風富山(カザフザン)=カザフスタン、大砂嵐(オオスナアラシ)=エジプト、大露羅(オオロラ)=ロシアなど

便利なのが部屋由来の漢字

琴=佐渡ケ嶽部屋(琴奨菊、琴欧洲など)
栃=春日野部屋(栃ノ心、栃乃洋など)
玉=片男波部屋(玉乃島など)
魁=友綱部屋か放駒部屋(魁皇、魁聖など)
風=尾車部屋(嘉風、星風など)
旭=大島部屋(旭天鵬など)
千代=九重部屋(千代ノ富士、千代大海など)

アンコ型とソップ型?

相撲の世界では、太って腹の出ている力士を「アンコ」、やせ型の力士を「ソッブ」といいます。
まずはアンコですが、これは魚の「アンコウ」が語源です。下膨れしてプヨプヨした感じがアンコウに似ているため、そう呼ばれるようになりました。
では「ソップ」はなにかというと、「soup」=「スープ」のことです。スープは江戸時代にオランダから入ってきた言葉で、当時は「ソップ」といわれていました。西洋のスープは鶏のガラを使ってダシをとります。そこから、鶏ガラのように骨ばっているやせ型の力士をソップと呼ぶようになりました。

意外と多い、相撲の不戦勝

もし対戦するはずの2人が、ともに休場なんてことになったら、どうなるんでしょうか。その場合は、土俵に上がって勝ち名のりを受けなければ、不戦勝にはなりません。だから、調子が悪くても、相手が先に休場を決めていたら、とにかく土俵にまでいけば、勝ちとなります。

相撲は、ほかの格闘技と違って無差別級。国籍も関係ありません。とにかく『強い者が上位に君臨する』という競技ですので、難しく考えず、勝敗をシンプルに楽しむのが一番です^ ^

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