食べるエメラルド【じゅんさい】美容にも最適なぬるぬる食材じゅんさいの美容効果をご紹介♪じゅんさいレシピも♪

キレイな水の池で育つ食べるエメラルドのじゅんさい。
つるつるでぷりぷりなじゅんさいは、最近の研究でコラーゲンやエラスチンの分解を抑制する効果があるとわかり、注目されています。
頭皮のシワ・たるみを抑えることで顔のリフトアップ効果も期待できる上に、高い保湿効果で乾燥によるトラブルを予防してくれるという、美容効果も高いって知っていましたか?
今回は、アンチエイジングにおすすめな食材【じゅんさい】についてご紹介していこうと思います♪
じゅんさいとは?
じゅんさいは水面に葉を浮かべる水草の一種で、農薬などに弱く、水のきれいなところでしか育たないデリケートな植物。秋田県三種町が日本一の生産地です。
淡水の沼に生息し、じゅんさい沼の深さは約80cm~1mほどです。沼底に根を張り、そこからたくさんの茎を伸ばし緑色の楕円形をした葉を水面に浮かべます。
春から夏にかけてじゅんさい沼は一面を鮮やかな緑色の葉で覆われます。 茎からでてくる新芽はゼリー状のヌメリで覆われており、食用として摘み取られます。
驚きなのが、じゅんさいは小舟に乗って一粒一粒手で摘み取って、収穫するということ!手前がかかるんです。
収穫時期は4月下旬から9月上旬で最盛期は6月頃。
引用元:じゅんさいときりたんぽ安藤食品
「じゅんさい」とは、沼や池に自生するスイレン科の多年草植物で、水底の泥のなかの根茎から長く伸び、夏季には蓮の葉のように水面いっぱいに浮葉を広げます。
かつては日本全国で観察されましたが、生育環境である自然池沼や古いため池の改廃・水質汚濁などにより、今では4都県で絶滅、22県で絶滅または準絶滅危惧種になっています。(日本のレッドデータ検索システム)
「じゅんさい」は、成分の90%以上が水分です。清らかな水にしか生息できないため、水質汚濁、高温障害、雑草繁茂、農薬などに敏感に反応します。少しでも栽培方法を誤ると、容易に死滅してしまうとてもデリケートな植物です。またポリフェノールや食物繊維も豊富に含まれ、カロリーも低いことからヘルシー食材としても注目されています。
「じゅんさい」は、ヌメリと称される寒天状の透明な粘質物のある主に若い葉が食用とされます。このヌメリには酸性多糖類が多く含まれており、光合成が活発に行われていれば順調に分泌され、そのヌメリが多いほど良質なじゅんさいとされています。
食味は淡泊ですが、ツルンとしたのど越しと食感に特徴があり、どんな料理にも合うことから高級食材として珍重されてきました。お吸い物や酢の物が定番ですが、三種町では夏でも熱いじゅんさい鍋が人気です。また、じゅんさいのてんぷらやじゅんさいしゃぶしゃぶなども新しい食べ方として注目を集めています。
引用元:三種町観光協会
じゅんさいが美容に良いとされる理由
食物繊維・ムチンが豊富
- 消化管などの内壁や鼻の粘膜を保護
- 胃腸を整える
- 涙の潤いを保ち目の表面を保護する
- たんぱく質の吸収を高める
- 腸内環境を整えて便秘解消
エイジング効果
- 20種類の豊富なポリフェノール
- 抗酸化作用で老化を防ぐ
- 悪玉コレステロールを改善
- 生活習慣病の予防
ミネラルもバランスよく含まれる
- カリウム/ナトリウムで体のむくみなどにも効果的
じゅんさいはどこで買えるの?
じゅんさいの産地は約80%は中国産、18%が秋田県三種町産(森岳)、残り2%を全国その他の地域で賄われています。
欲しい!と思っても九州に住んでいる私は購入できないんです…
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じゅんさいんの美味しい食べ方|じゅんさいレシピ
じゅんさいはそのままでも食べることができますが、もっと美味しく食べられるレシピもありますよ♪
じゅんさいとトマトのポン酢和え
- じゅんさい100g
- トマト1個
- ポン酢しょうゆ大さじ1
- しょうが1かけ
- トマトは食べやすい大きさに切る。しょうがは皮をむいて細切りにして、水にさらし水気を切る。
- ボウルに材料を全て入れあえて、冷蔵庫で冷やし、器に盛り付ける。
オクラの梅しそじゅんさい
- じゅんさい100g
- オクラ2本
- 大葉4枚
- 梅干し(小粒)4個
- 和風顆粒だし小さじ1/2
- 水大さじ3
- しょうゆ小さじ1/2
- 梅干しは種を取り除き、ペースト状になるまでたたき、大葉は細切りにする。
- オクラは塩(分量外)をふってまな板に擦り付け水で洗い、薄切りにする。じゅんさいはさっと水で洗う。
- オクラを耐熱容器に入れてふんわりとラップし、600Wのレンジで1分加熱し粗熱をとる。容器に和風顆粒だし、水、しょうゆ、梅干しを入れ混ぜる。
- 混ぜたたれにオクラ、じゅんさいを入れ、器に盛り付けて大葉を飾る。
じゅんさいときゅうりの三杯酢
- じゅんさい100g
- きゅうり1/2本
- 塩少々
- 酢大さじ1
- みりん大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- かつお節適量
- みりんは600Wのレンジで30秒加熱してアルコールを飛ばし粗熱を取る。容器にみりん、酢、しょうゆを入れて冷蔵庫で冷やす。
- きゅうりは薄切りにして容器に入れ、塩をふって少しおく。じゅんさいはさっと洗う。
- 容器にじゅんさい、水気を絞ったきゅうり、調味料を入れて混ぜる。器に盛り付けてかつお節をのせる。
そのほかにもじゅんさいを楽しめるレシピがこちら↓
- 天ぷら
- じゅんさい水煮の そうめん
- じゅんさい水煮の冷奴
- うどん/そばのトッピング
- 湯通し&わさび醤油
じゅんさいが食べるエメラルドと呼ばれる由来
太陽の光を受けるとヌメリがキラキラ輝くため、“食べるエメラルド”と呼ばれているんだそうです。
じゅんさいの古名は「蓴(ぬなわ)」。
ぬなわとは、「沼縄」からきた言葉で、沼の中で茎が縄のように絡まりながら育っていく様子に由来しているそうです。
古事記や日本書紀にも、じゅんさいに関する記述があり、日本では昔から食用とされてきたことがわかります。
まとめ
高級食材として珍重されているじゅんさい。
三種町では『流しじゅんさい』や『じゅんさい摘み採り体験』などで町をあげてじゅんさいを盛り上げる取り組みも行っているようで、子どもにも大人にも人気が高いそうですよ♪
じゅんさいを食べて、健康&綺麗になって、伝統のある食材をもっと盛り上げていけたらいいなあと思っています♪